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稲鳥みづは

Author:稲鳥みづは
Dグレ好きの大学生。
このブログでは「フクロゥ」という名前で活動しておりましたがTwitterアカウントを統合することにいたしましたので「稲鳥みづは」という名前でブログ活動再開しました。


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それは、遡ること4ヶ月…私がジャンプSQ. RISEの2018年秋号を読んでいた時の事でした。

”マスターバイブル”

それはRISE新人漫画賞に初めて応募した人なら全員貰えるジャンプSQ.連載作家の漫画の極意が記された書…。絶対に市販では手に入らない秘伝の書…。
その言葉が目に入った瞬間、私の心は揺らぎました。

欲しい!!!
星野先生の漫画の極意知りたい!!!!


そして第230夜の感想を語り合うスカイプ会議で背中を押され、10ページほどの拙い漫画を描くこととなったのです。

2018年12月期のRISE新人漫画賞に応募してから2ヶ月、ついにそれが私の手元に届きました!!



ここからは主に星野先生の漫画の極意について感想を述べていきたいと思います♩
でもやはり全てをここに書くわけにはいかないので、もし見たい方がいらしたら私とオフで会える機会に声をかけてください!(直近だと2/24の方舟には一般参加します。)


<表紙>
表面にはタイトル、連載作家の名前と作品の主人公の絵が載せられています。
裏面には連載作家のコメントが。
星野先生のコメントは

「やりたい表現を描いていくことが1番」

でした。
確かに星野先生は色々な表現に挑戦していってどれも妥協しない姿勢を取っているように感じます。
その姿勢がD.Gray-manを生み出してきたんですね。


<構成>
全部で71ページあります。まずはじめに編集長のコメントと目次が。
「序章 はじめに」「1章 ネーム編」「2章 下絵編」「3章 ペン入れ編」「4章 仕上げ編」「5章 デジタル編」「結びの章 モノガタリ」
これに加え漫画賞の募集と原稿チェック表などもついていました。
許斐先生、助野先生、内藤先生、加藤先生は特に文章量が多くてファンだったら絶対読みたいだろうな〜という感じのことが書かれていました。
流石にプロは漫画にかける熱量が違いますよ…!(当たり前)

星野先生は「4章 SQ.連載作家大解剖 仕上げ編」の2、3番目で、背景とベタ塗りについての部分を担当していました。
「あれ?星野先生って前にもこんな感じの極意本で背景について語ってなかったっけ??」
と思ったのですが、思った通り語ってました。
週刊少年ジャンプ40周年記念に出版された「マンガ脳の鍛えかた」では、星野先生は臨場感を出すために背景を細かく描き込んでいる旨を語っています。
やはりこのこだわりが編集部の中でも有名なのでしょうか。だから今回は背景を語る担当になったのかもしれません。


<星野桂先生の担当部分>
星野先生は上に書いた背景とベタ塗りの部分と「これが私のヒミツ道具‼︎」というコーナーを担当されています。

まずは後者から。ヒミツ道具は漫画制作時に使用するアイテムで、4つ紹介されていました。
・木製グリップ
ペンにつけて使います。ゴムグリップより握りやすいそうです。
作画作業ではずっと手にしないといけないものですから使い勝手がいいものを選んでいるんですね。
・G13 アドバンス ゲームボード
200種類以上のショートカットキーが使えるようになるんだとか!アシさんも含めこれを使用しているそうです。
最近はCLIP STUDIO TABMATEも購入したそうな。シールでデコってあって可愛いです。
・キーボード<ロジクール>
キーボードはよく使うためWindowsに切り替えた時に秋葉原で一日かけてキーボードを押しまくって見つけたそうです。
先生はWindows使いか…
・フィギュア
作業机に座るのが嫌にならないように置いてあるそうです。
写真で私が確認できた中ではアレン、ラビ、バットマンのフィギュアがありました。
孤独な時たまに話しかけるって何それ星野先生可愛い…。

作画や長時間机に向かう負担を軽減する道具が使われているようです。


そしてメインの仕上げ編。
星野先生のPC環境はWindows、デスクトップPCとノートPC。
ソフトはCLIP STUDIO PAINT EXで、ペンタブはCintiq 24HDとCintiq Companion。
背景編とベタ塗り編で「星野’S バイブル」(作画のポイント的なもの)がそれぞれ3点ずつ挙げられ、編集部解説が1つずつ書かれていました。

【背景】
・編集部解説① 「レンズ効果は実際に使って特性を覚えるのが、近道です。」
ここの解説に使われていたのが26巻102ページ(第227夜)の「駅や港や…」で始まるコマ。
魚眼レンズを使ったパースの取り方についての説明でした。
なるほど、ここに魚眼を使うことで街のごちゃごちゃ感が強調されるんですね。

・星野’S バイブル① 「読者に何を見せたいか決めて構図とカメラを選びます!」
ここの解説に使われていたのが26巻103ページ(第227夜)の「アレイスター・クロウリーとチャオジー・ハン」のコマ。
このコマでは二つのことを1画面で両立させる意図があった模様。
⑴「汽車に乗っている」ことを読者に知らせる
⑵「読者がクロウリーに注目するよう誘導する」
そのためにクロウリーを見やすい位置に配置し、カメラを広角レンズにし、汽車とわかる小物を設置したそうです。
そんなことまで考えて描いていらっしゃるなんて…うう、マスターバイブルの為だけとはいえ自分の投稿した漫画が恥ずかしくなってきます…。

・星野’S バイブル② 「リアルな背景で重要なことは光源と光量」
ここの解説に使われていたのが26巻121ページ(第228夜)のクロスとアレンが会話しているコマ
背景を描く時に星野先生が一番気をつけているのは光源の位置と光量。
次に重要なことが背景とキャラクターを同じ画角で描きレンズを同じにすること。
これにより背景からキャラクターが浮くのを防いでいるんだとか。
Dグレの画面ってちゃんとキャラクターと背景がぴったりマッチしているから凄いなっていつも感心していたんですがこのような秘訣があったのですね_φ(・_・
だからこそ生み出されるあの世界観に私たちは惚れ惚れしてしまうのかも。

・星野’S バイブル③ 「やりたい表現を描くことが一番大事です!」
レンズに関して正確に描くことは大事でもやりたい表現と合わなかったらあえて少し嘘をつくことも大事らしいです。
私は漫画を日常的に描いているわけではないので星野先生の仰ることがいまいちピンとこないのですがきっとわかる方が聞けば凄く納得出来るのでしょうね。
とにかく星野先生は凄い(さっきから凄いしか書いてない)。


【ベタ塗り】
・編集部解説① 「ネーム→下絵→完成原稿の流れを見て、神田の髪をチェック!」
ここの解説に使われていたのが26巻100ページ(第227夜)。
このページのネーム、下絵、完成原稿が並べられていて、神田の髪の毛の描き方は下絵の時点で定まっています。
漫画技法とは関係ないのですが2コマ目のアレンとジョニーの顔がネームの時はシリアス寄りで、下絵と完成原稿ではコメディタッチになっていました。
確かにシリアス寄りにするとジョニーが本気で「神田に裏切られた!」って思っていそうなニュアンスになりますね…。
表情の変化でニュアンスを変える技、素晴らしいです。

・星野’S バイブル① 「ベタを塗る上で注意していることは立体感を損なわせないことです。」
私個人的に星野先生の絵の質感が大好きなんですがこうしたベタの塗り方からもその質感が生み出されているのですね…。
ベタに斜線を混ぜると表現の幅が広がるそうです。(26巻100ページの神田の団服に繊細な質感を与えているのがその例)

・星野’S バイブル② 「服の質感と、汚れの描き込みでリアリティを‼︎」
ここの解説に使われていたのが25巻66ページ(第219夜)。
Dグレは旅をしているキャラや戦闘服を着ているキャラが多いので服のベタに必ず傷や汚れを入れているそうです!
これも私が好きな星野先生の絵の質感の一つで、アレンのシャツの襟の縁がちょっと汚れているのが凄く好きなんです!!
やっぱり星野先生はその辺り意識して書いていらしたんですね…素敵…。

・星野’S バイブル③ 「艶を出すことより髪は質感!」
千年公、カテリーナ、ティキ(髪下ろしている時と上げている時各1つずつ)の合計4つが例となっていました。
髪は艶を出すことより綺麗に自然に見えることを意識して描いているそうです。
星野先生の髪のベタって惚れ惚れしますよね。短髪やパーマのかかった髪の毛は艶を出しすぎずに、神田やリナリーなど長髪キャラは艶を多めに出すというか…もう全てにこだわりが感じられますよ。



感想は以上になりますがどの作家さんも素晴らしいこだわりを持っていてとても読み応えがありました。これは一家に一冊置いておきたいレベルです笑
55ページ以下の漫画作品が対象なので簡単な漫画を描いてゲットしてみるのもいいかもしれません。

そして編集部の方!!私のクオリティの低い漫画でも読んでくださり有難うございました!!!

さて、次は第231夜の感想を書くぞ〜〜
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こんにちは、稲鳥みづはです。
今日は大阪で星野先生のサイン会が開かれましたね。
私は落選してしまいましたがTwitterでサイン会に参加した方の実況が見れて面白かったです。
いつか私も参加したいなぁ〜


まだ第231夜や26巻の感想は書けていないのですが今回は大学の授業で「(題材は何でもいいので)ひとつ作品を分析して3000字以上のレポートにまとめよ」という課題が出たので

こ…これはDグレでやるしかない!

という使命感から私なりに分析してみました。
とは言っても講義で触れられた点を盛り込まなくてはいけないため、本来私が最も語りたい点とはズレているのですがもし見て頂けたら嬉しいです。
そしてレポートの性質上どうしても難しい表現が出てきてしまうのですが、全部理解するのは大変でも何となく雰囲気で読んで頂けたらと思います。

書いてあることはD.Gray-manにおける双子の関係性についてです。

D.Gray-manとDividualism

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